映画「96時間」。リーアム・ニーソンのせりふが憎らしいほど決まる。

「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソン主演。

アクション・スリラーと呼べる一作。

初めての海外旅行に出掛けた愛する娘が、

旅先のパリで誘拐される。

アメリカ政府の元工作員で父親のブライアン（リーアム・ニーソン）は、

その娘を救い出すため、身に付けた危機対応能力をフルに発揮、

行動を起こす。

追跡可能なタイムリミット「96時間」以内に取り戻せるか。

娘の救出に立ちはだかる者をリーアム・ニーソンが、

容赦なくなぎ倒していく。

無駄なカットがない。

ピエール・モレル監督の手腕が十分に発揮されている。

リーアム・ニーソンのせりふ一つ一つがぴったり決まり、

リュック・ベッソンの脚本も生きている。

目的に向かう非情さだけでなく、

妻と別れ、妻が親権をもっているために日頃は娘に会えない男の悲哀を

リーアム・ニーソンが見事に演じ切る。

第一級のエンターテインメント。

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