halukaブログ

やっぱり海が好き!

君を想う。君、永遠に在り。敬老の日に寄せて。

こんにちは、halukaです。

 

ここまで伸びた、背の高さの証しにと、

色の入った平らなビーズのガラスの玉を、

低い方から上へ上へと、一粒、二粒、

押し入れの柱の角にボンドで貼ると、

そうはするな、

貼ってもいいが、貼るなら糊でと、

君は私を幾度もいさめた。

 

ご飯をいただき、白いお米を一粒、二粒、

茶碗の端に残したままにしていると、

それはするな、残さず食べよと、

そうして稲穂を見せられて、

稲は、実一粒は付けないのだと、

君は私に幾度も教えた。

 

利き手に持った使い古しの鉄釘を、

腕を振るって一本、二本と裏庭で、

地面に投げて、うまく刺さると、一得点。

もっとやれ、もっとやれよと、

君は私を幾度もなでた。

 

珠算を習いに通った塾で、

上手な人なら出来る一級。

どうしても、それが出来なくて、

もう、やめたいと、願いをしたら、

それは、お風呂で一緒に話せと、

君は私を幾度もいなした。

 

友だちと喧嘩になった帰り道、

互いに服を引っ張り合って、

よれよれのシャツが、

もっと、よれよれ。

一日過ぎて、謝りに来た友に、

いいよ、いいよ、よく来たと、

そして、あなたは謝ったのかと、

君は私を叱ってくれた。

 

幼かった妹の気を引こうとて、

懸命に引っ張り回し、

そうして、けがを負わせたものだから、

幼きを傷めるとは何事かと、

君は私を強くいさめた。

 

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誰に育てられたのか。

誰が育ててくれたのか。

 

何を教えていただいたのか。

何を躾けていただいたのか。

 

いつの日の事だったのか。

また来る時があるのだろうか。

 

授けてもらったものばかり。

伝えてもらったものばかり。

 

誰一人、

恩を返せとも、言わず。

ただ、笑い、また、笑う。

 

いつも、見てくれていたんですね。

いつも、気に掛けてくれていたんですね。

 

幾度も叱っていただいて、

幾度も励ましいただいて、

そうして、今日になりました。

 もうすぐ敬老の日

 

せめて、こんな時ばかり。

せめて、こんな日ばかりだけ。

 

祖父母へ感謝。

そうして、お父さん、お母さん。

ありがとうございます。

ゆっくりと、休んでください。

 

敬老の日に寄せて。

2019.秋。 

 

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