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やっぱり海が好き!

胡蝶蘭の魅力。花言葉は、幸福が飛んで来る。

こんにちは、halukaです。

 

お祝い事の際に贈り物や、飾り花として重宝される、

豪華絢爛(ごうかけんらん)に咲く胡蝶蘭(こちょうらん)は、

水を差し過ぎると、

たちどころに枯れてしまうのだと言います。

 

植木鉢の表面の土が乾いたころに水を差してみると、

まるで音を立てるかのように水を吸うほどの生命力をひそめているのだといいます。

 

糸川英夫氏の言葉にたしか、

「生物は逆境にあるときが一番生き生きしている」とありました。

 

胡蝶蘭の「胡蝶(こちょう)」とは、

「蝶(チョウ)」の異称だそうです。

 

源氏物語の巻名にもありますが、

ここでは、「蝶」としてご紹介いたします。

胡蝶結び」という紐の結び方もありますが、

祝い事の際、

「水引き」などが

「蝶の羽を広げたような形」に結ばれているのを

目にされたことがある方は多いのではないでしょうか。

祝儀の袋飾りが、まさにそれです。

 

「胡蝶」という名の紋所もあるそうでして、

やはり、蝶が羽を広げた形が描かれています。

 

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胡蝶蘭は、ファレノプシス属の洋ランです。

蝶が羽を広げて舞っているかのような姿として目に映ることから、

そう名付けられたといいます。 

 

常緑の多年草で、原産はフィリピン、台湾などの東南アジア地域。

湿った岩壁などに太い気根で着生していますが、

その美しさから、今ではご存じの通り、

観賞用に多く栽培されていいます。

他の属との交配種も多品種あり、

花は、清純さを思わせる白以外にも黄色やピンク、

紫、青などバリエーションに富んでいます。

 

贈り物としての胡蝶蘭は、

誕生祝いや結婚式などの慶事に限ることなく、

新規起業や開店、就任など、

さまざまなビジネスシーンでも高い人気を誇ります。

 

花の色では特に白の人気は高く、

純粋さ、清潔さを象徴する色として、

ビジネスの場面でも重宝されています。

 

ご縁のある方から先日、胡蝶蘭をいただきました。

花言葉は、「幸福が飛んで来る」だそうです。

ありがたいことです。

 

ところで、先ほど紹介しました胡蝶蘭の植生を考えてみますと、 

岩壁に太い気根でたくましく着生し、

身に余るほどの水をもらうと、枯れてしまうけれども、

乾いたときには、音を立ててでも水を吸う。

必要な場面では逆境に向かって立つ。

ビジネスシーンのそうしたイメージが湧きませんか。

 

胡蝶蘭の魅力とは単に、

多くの方々の観賞に堪えるその美しさと、

優美で優雅な花言葉だけではなさそうです。

 

陰に隠れて、普段は本来の姿を見せない、

力強さやたくましさ。

そうした豊かな生命力を思わせる魅力が

胡蝶蘭にはありそうです。