halukaブログ

やっぱり海が好き!

奇跡の一本…少女の名は「レイラ」

こんにちは、halukaです。

 

熊本地震から2年が経ちました。

くまモンは、きょうも元気でいるでしょうか。

熊本県のPRキャラクターとして一躍名を馳せた

くまモンは、キャラクター界での人気も抜群です。

地元できっと、たくさんの方々を支えていることでしょう。

くまモンの地元が大きく揺れた熊本地震は忘れられない記憶です。

 

熊本に住む方々をはじめ、

ゆかりの方々など

たくさんの方々が傷つきました。

 

熊本市街地に建つ熊本城。

海外にも名を知られる名城・熊本城も傷つきました。

 

あれから2年。

熊本城の天守閣がよみがえりつつあります。

屋根から落ちた2体のしゃちほこも、

市街地から見えるようになったと、

ニュースが報じていました。

 

土台が崩れ、奇跡的に柱状に残った石垣は、

「奇跡の一本石垣」と呼ばれて、

多くの方々の気持ちの支えになったのだと思います。

けれどもまだ、

多くの苦難と闘っている方々はいらっしゃいます。

 

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1本の木が招く希望。それは奇跡…

 

「奇跡の一本…」は、東北大震災でも人々の心を支えました。

 

津波に襲われ、甚大な被害に見舞われた岩手県陸前高田市

その海岸近くに残った、

70,000本の中のたった1本の松の木がありました。

塩害でのちに枯れてしまいはしましたが、

津波に耐え、生き残った松の木です。

「奇跡の一本松」と呼ばれ、

たくさんの方々の気持ちを支えたことでしょう。

けれどもまだ、

たいへんな苦難と闘っている方々もいらっしゃいます。

 

再建中の熊本城では、

「復興城主」の寄付制度も設けられています。

だれか任せではなくて、

少しずつでも手を取り合って、なんとかしたい。

そんな思いが湧いてきます。

 

3年前の5月。

東北大震災の「奇跡の一本松」を題材にした

DVD付きの一冊の絵本が出版されました。

本の名は、「希望の木」(東京法令出版刊)。

 

文は「千の風になって」の曲を手掛けた芥川賞作家の新井満さん、

絵は「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」(美術監督)の山本二三さんが、

それぞれ手掛けられました。

 

主人公は少女「レイラ」。

「奇跡の一本松」を擬人化した少女が主人公です。

繊細で透明感のあるレイラの表情と、

津波に立ち向かう父や

仲間たちが描かれた絵本になりました。

 

東京都中央区であった発売イベントでは、

スクリーンに映った山本さんの絵を背景に、

新井さんの朗読があったと伝わっています。

 

「生きている人が思い続ける限り、

亡くなった人は心の中に生き続ける」。

新井さんの言葉です。

 

忘れずにいたい、少女の名「レイラ」とともに。

そんな思いです。