halukaブログ

やっぱり海が好き!

初めてのサーフトリップはインドネシアのバリ島クタビーチ。

 こんにちは、halukaです。

 

梅雨が明けた、ある夏の日の事。

サーフィンを始めたばかりの頃です。

サーフボードを持たされたのはいいけれど、

とにかく何にも出来ませんでした。

その姿は、ビギナーどころではなかったはずです。

波に翻弄(ほんろう)されるどころか、

サーフボードの取り回しに翻弄されていたはずです。

 

腰の深さ辺りまで海に浸かったはいいけれど、

そこからまず、沖に行けない。

サーフボードを両手で抑えて、

前に進もうとするのだけれど、

これがどうしたものか、一向に前進ならず。

潮流で、横向きにでも流されているありさまだったことを

ことさらに否定も出来ず。

 

つまり、沖合に向け、ゲットアウトができない。

パドリングができないのだ。

パドリングするために、

海中で、サーフボードに腹ばいになるのだけれど、

揺れる波の上でサーフボードに腹ばいになっていられない。

腹ばいになろうとすると、1秒とかからず、落っこちる始末。

 

サーフボードにまたがって、波に揺られて、

沖合でのんびりと

波待ちしている人の姿が、ほんとうにかっこよかった。

 

そうしながらも、サーフボードに腰座りして、

ようやくの思いで、

波の上で腹ばいになれるようになって、

ハアハアと荒い息をしながら、

ようやくパドリングして、沖に出た。

 

さて、波待ちしようとするけれど、

今度は、波待ちができない。

波の上で、サーフボードにまたがった腰座りができない。

腰座りしようとすると、また、

1秒とかからずに落っこちるのだ。

 

一つ壁を越えたかと思っていたら、

すぐ、次の壁。

そう。

完全になめていた。

「すぐできる、あんなの」って。

雑誌を買って、DVDを何度も見た。

日の出前に目を覚まして、海に向かった。

DVDで見た通りに…やっぱり出来ない。

テイクオフ、スタンドアップなんて夢だった。

 

で、思いついた。

サーフィンの聖地と言われていた、

インドネシア・バリ島に行けば、

きっとうまくなる。

冷静に考えれば、そんな安直な話はないが、

その時は、そう思い込んだ。

行くぞ、インドシナ・バリ島へ!

 

で、行ってみた。

インドネシア・バリ島。

毎日、クタビーチに出た。

 

けれど、日に日に日焼けが増しただけだった。

そうです。

バリ島に行くだけでは、当たり前だが、

いきなり上達したりはしないのだった。

経験にはなったかな。

物事はなめてかかっては、いけない。

 

さあ、帰国しよう。

「燈台下暗し」と言う話。

うちに帰れば、車で20分の海にいい波がある。