こんにちは、halukaです。
折り紙で折り鶴を折ることを覚えたのは、
いくつくらいの頃だったのだろう。
思い出せない。
ばあちゃんやかあさんに何度も教えてもらったけど、
うまくは折れなかった。
そう、それはよくよく覚えている。
紙飛行機しか折れなかった。
だから…
何度も何度も折り鶴を折った。
「最初は、ゆっくりでいいんだよ」
「最初は、できなくていいんだよ」
そう教わった。
「ゆっくりやれば、なんでもできるから」
「ゆっくりやれば、かならずできるから」
その通りだった。
すこしうまくなって、
折り紙よりも小さな四角い紙で、折り鶴に挑戦した。
また、うまく折れなかった。
けれども、もう知っていた。
「初めは、急がなくていいんだ」
いつ頃からか、
どんな紙でも折り鶴を折れるようになった。
いつの間にか、
手品師のような気分になっていた。
どんなことでも、いつかできる。
きっとできる。
鶴と飛行機。
翼を広げて大空に向かって飛び立つ。