皆さま、こんばんは。
台風による影響などはございませんでしたか。
皆さま、ご無事でいらっしゃるようにと、お見舞いを申し上げます。
このところ、過去にあまり例のない雲と雨の様相に、
列島が翻弄(ほんろう)されている気さえします。
7月29日~30日にかけて、列島に上陸した台風12号。
日本の東海上から急な異例の西へのカーブを描いて、
列島を東から西へ、逆走するように進みました。
「台風一過」とも言うように、普通、南海上から
列島に向けて北上してきた台風が抜けると、
空は晴れて、乾いた風が吹き込みます。
台風直下を味わった後だけに、そんな日は気持ちよささえ感じます。
上空にある反時計回りの空気の渦「寒冷低気圧」(寒冷渦)という、
やや耳慣れない低気圧の影響で八丈島から西よりにカーブ。
7月29日、三重県伊勢市付近に上陸して、列島を東から西へと逆走。
30日には中国地方、四国、九州南西の海上へと南よりに進みました。
1時間に120ミリ以上という激しい雨も降ったようです。
台風は31日もなお、九州南西の海上に停滞しています。
空気の渦が衰える8月1日ごろまで留まる見通しといい、
九州南部、奄美、四国などで激しい雨が降る恐れがあるとしています。
各地の気象台などは、低い土地の浸水、河川の増水、強風や高波、
落雷や竜巻に注意を呼び掛けています。
台風が遠ざかった後も、その寒冷渦が南海上の水蒸気を取り込んで雨を降りやすくするとの指摘もあるようです。
土砂災害や河川の氾濫などにどうぞ、皆さま、十分にご注意ください。