ヘーッドラーイッ、テールラーイッ♪
ご存じ、中島みゆき。
「地上の星」からファンになられた方もいるかもしれない。
中島みゆきを初めて知ったのは、「時代」だった。
「アザミ嬢のララバイ」を口ずさむようになったのは、
それから随分、あとのこと。
一世を風靡(ふうび)した吉田拓郎が、
ボブ・ディランを称賛しつつ、
自らのライブに中島みゆきを丁寧に招いている限りを思うと、
つながるものがあるのかもしれない。
夕暮れから夜の闇が訪れる頃にかけて街を走ると、
夜空を照らす車のヘッドライトが、
煌々(こうこう)と輝く季節になった。
静かな足音を連れて秋が訪れ、日照が短くなった。
海水も真夏の暖かさを置き去りにして、
少しずつ、体感温度を下げている。
そんな、夕暮れの海がいい。
そんな、宵闇(よいやみ)の海がいい。
そして、朝焼けの海は、もっといい。
サーファーは、明日もきっと、朝イチで海に出る。
まるで、めぐる「時代」。