今日の買い入れ品は、ピンクのリーシュロック。
海に近い、行きつけのサーフショップで、1本250円だった。
店内をうろついていて、ふと見かけ、「あ、そうだった」と、
手に取った。
ところで、リーシュロックって何? ってことですよね。
それにはまず、リーシュ(コード)から入りましょうか。
リーシュ(コード)は、サーフィンを楽しむとき、
サーフボードが体から離れて、
遠い波間や浜に流されていかないで済むように、
あらかじめ、サーフボードと自分の脚をつないで、
「ボードの流れ止め」の役割を果たしてくれる、
主にウレタン素材の紐(ひも)です。
でもって、リーシュロックは、
そのリーシュ(コード)をサーフボードの″尾″の部分に結び付ける、
布繊維の輪っか。
リーシュ(コード)は、長さが6~8フィートほどのものでも、
1本3,000円くらいはします。
それに比べると、リーシュロックは、短くて値も安く、
どうでもいい付属品のようにも見える。
けれど、そうではないのです。
リーシュロックの役割は、リーシュ(コード)と同じくらい大切。
波が強烈なうねりを伴っているとき、
リーシュ(コード)やリーシュロックが切れて、
サーフボードだけが彼方にすっ飛んでいくと、
周りの皆さんにとって、とんでもない凶器になってしまうし、
第一、波に乗るたびにサーフボードをあちこちに捕まえにいくのは、
とても難儀で、果てしなく体力を消耗してしまうものなのです。
ですから、リーシュロックは、リーシュ(コード)と同じように、
劣化しないうちに、定期的に交換したり、
少なくとも「予備」を用意しておくのが良策です。
サーフボードの端っこに硬く掘られた溝(リーシュカップ)に巻き付いた、
短いリーシュロック。
小さくても余物を持って代えがたいもの…
そういうものこそ、大切にしなければいけないのだろうな、きっと。