こんにちは、halukaです。
バスケットボールを夢中で追い掛けていた。
授業が終わると一目散に体育館に行って、着替えた。
あちこちを何重にも補修テープで巻かれて窮屈そうだった。
道具を大切にすることを知った。
ボールを磨いて、体育館の床をぴかぴかに拭き上げた。
仲間を大切にすることを知った。
練習がつらいとき。
捻挫(ねんざ)して走れないとき。
全然、上達しないとき。
そばに仲間がいてくれた。
チームの仲間。
切磋琢磨(せっさたくま)という言葉を知った。
自分よりドリブルで速く走れる仲間がうらやましかった。
自分よりロングシュートが上手な仲間がうらやましかった。
チームだったから、頑張れた。
自分もそうなろう。
越えてみせる。
仲間を越えようとして、気づいた。
大きな壁は、一人で乗り越えられるものじゃない。
苦しみは、一人で抱え込むものじゃない。
「信じるつらさ」を知った。
自分のことを思って、言ってくれているんだ。
チームメート。
仲間なんだ。
ロングパスを出すとき、こう思う。
「あそこに誰かが走る」
「きっと、届く」
チームワーク。
競技だから、ゲームで負けるときもある。
自分のミスだって一度や二度じゃない。
イージーミスは、チームのためにはならなかった。
けれど、懸命に跳んで、懸命に走って、
それでも届かなかったときは、そこに仲間がいた。
イージーミスでさえ、
ゲーム中は笑って声を掛けてくれる仲間。
練習のときの厳しさが、ゲームのときの笑顔につながる。
仲間に頼ってばかりじゃいけない。
個の力を伸ばさない限り、チーム力は上がらない。
個の力を伸ばすために、チームがあり、
伸びた力を試すためにゲームがある。
ゲーム中、ベンチを立って声援を送ってくれる仲間。
バンドの練習と同じだった。
ステージで笑うには、
練習ボックスで怒鳴り合わなければいけなかった。
自分を信じることで、チームを、仲間を信じることができる。
自分で自分を信じなければ、チームを、バンド仲間を…
せっかく立った大舞台で信じることはできない。
個の集合体。
磨き抜き、鍛え抜いた個が互いを信じ合うことで、
信じられない力を生む。
初めからチームがあるわけじゃない。
チームはつくるもの。
そのチームの中で、個を磨き、
チームワークに磨きをかける。
夢に近づく。
目標は、「とてもじゃないけど手の届かないところ」に置く。
終わったときに、手が届かなかったとしても、
そこには、笑顔のチームメートがいる。
季節が近づいている。
集え!
幾千のチームメート!
夢に挑め!