halukaブログ

やっぱり海が好き!

熱帯夜。ジンライムとナタリー・コールで憩う

こんにちは、halukaです。

 

かわいらしい犬や猫の姿がデザインとして描かれて、

ご飯をよそうお茶碗や

飲料水を注いだコップを載せたトレーを置ける、

小さなテーブルが付いた、

幼い子どもが食事を摂りやすく工夫された座椅子、

という逸品があります。

 

どなたでもご存知でしょう。

 

雑貨屋さんや百貨店、家具屋さんなど、

あちらこちらのベビーコーナーで、よく見かけます。

 

もちろん、レストランやお食事処でも

定番の備品です。

 

どなたが考えついたのかは知りませんが、

どう考えても逸品です。

 

幼い子どもを思って、

ひじ置きの角が、当たっても痛くないようにと、

たいていは丸く型どられたテーブル。

 

そのテーブルに、食べやすいように軟らかく煮炊きして、

平らな取り皿に盛った子ども用の食事。

おそらくは離乳食を

お父さんやお母さんが、その幼な子の前に揃えてみせます。

 

幼な子は、小さな手にわしづかみにした

小さなスプーンで、

それらをすくうともなし、ひっかき回して、

胸の辺りに少々こぼしながら口に運んでは、

笑顔を見せます。

きっと、美味しいのでしょうね。

 

たまには何かが気に入らなかったらしく、

不満顔を見せたりもするものです。

そんな仕草もまた、愛らしい食事の風景。

 

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深夜、

通い慣れたバーのカウンターにたどり着きました。

 

カウンターの席に着き、

背もたれにショルダーバッグを掛けて、

ジンライムをお願いして、いただいていると、

そのカウンターの隅に小さな椅子を見つけました。

だれが作ったのかは分かりようもありません。

 

シャンパンか何かでしょう。

炭酸系の飲み物のふたに見えるますが、

留め金になっているアルミの縁を器用にねじって、

見事にゴールドとシルバーのチェアーになっています。

 

バーテンダーが運んでくれた

ジンライムを口に運びながら思うこと。

自分はきょう、不満顔はしてなかったかな…。

 

今夜も熱帯夜。

都市化の影響でしょうか。

夜になっても、風が冷えません。

 

そんな夜は、

早めに帰って、ナタリー・コールを聞こうと思います。

 

プレーヤーから流れる声を聞きこぼしながら、

うっとりと眠りにつこうと思います。

記憶にある、いつかの夏の日のように。

 

自分が本当にやりたいことは、何なのでしょうか。

眠りにつくまでの時間、

たまには自分の声に耳を傾けてみませんか。

わずかなアルコールが前頭葉を溶かしている隙に。

聞いてみた自分の声を目覚めの時も覚えておけるよう。

ソウルフルなナタリー・コールの歌声が、

記憶の引き金になってくれるように願って。